紀伊大島(きいおおしま)は和歌山県東牟婁郡串本町の沖合い約1.8 kmの海上に浮かぶ島である。本項ではかつて紀伊大島を村域とした大島村(おおしまむら)についても記述する。 面積はおよそ9.68 km2であり[1]、周囲28km[1]、和歌山県下の島としては最大となる。元来より大島と通称されているほか、串本大島とも呼ばれる。 人口はおよそ1,000人で、和歌山県で唯一の離島振興対策実施地域ともなっていた。台風銀座でもあり、1890年(明治23年)には台風を原因とするエルトゥールル号遭難事件が当島の沖で発生した。 |