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ニッキ水の概要

ニッキ水(ニッキすい)は日本の清涼飲料水の一つ。シナモン(ニッキ)の香料を用いた飲料水であり、昭和時代の駄菓子屋全盛期に、当時の子供たちに人気を博した。製造元は大阪府大阪市都島区の清涼飲料水メーカー・ハタ鉱泉など。 純水にシナモン香料、甘味料、酸味料、着色料を加えて作られる[1]。当初はシナモンの皮を炊いて汁を絞っていたが、後には香料での製法が主流となっている[1]。また色を赤、緑、黄色に染めるために合成着色料を用いており、ハタ鉱泉では一時はクチナシなどの天然着色料を用いたこともあったが、色が薄いとの不評から、合成着色料に戻したという[1]。 合成着色による鮮烈な色[2]、鼻をつくシナモンの香り、舌や喉の奥がヒリヒリとし、飲み終えた後もしばらく麻痺に似た痺れが残るほどの刺激が特徴[1][3]。子供が飲み干すには刺激が強すぎるため、少しずつ舐めながら楽しみ、飲み終わった後は着色料で赤や緑に染まった舌を見せ、子供同士で笑う場面が定番であったという[1]。ヒョウタンの実に似た独特の形のガラス瓶も特徴であり[3]、昭和20年代から30年代の縁日の屋台には鮮やかな色のこの瓶が並べられていた[1][4]。
ニッキ水

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