丸岡そば(まるおかそば)は、福井県坂井市丸岡町の在来品種のソバ[1]。丸岡は、集団転作対応として麦跡ソバを推進する福井県において、作付面積が県下最大級の生産地であるとともに、いち早く「早刈りそば」の栽培に着手した地域としてもしられる[1]。一般的なソバより1~2週間早く収穫する早刈りそばは、ポリフェノールやルチンなどの機能性成分を多く含み、美味でもあることから、消費者の需要が高い[2]。 丸岡のそばは風通しの良い平野部で育てられ、小粒で歯ごたえがあり香り高く[3]、早刈りのため皮をむいた実が一般的な蕎麦の実に比べて黒味が濃い鶯色をしており、高品質な玄そばと評価される[1]。別名を「丸岡小黒」[4]。 |