丹頂鶴自然公園(たんちょうづるしぜんこうえん)とは青森県鶴田町にあるタンチョウ専用の飼育施設である。日本の天然記念物であるタンチョウ(丹頂鶴、学名:Grus japonensis)を展示飼育する施設として、人造湖津軽富士見湖の湖畔に立地し[1]、富士見湖パークや鶴の舞橋、鶴の里ふるさと館などが近接する[2]。 鶴田町は、江戸時代、数多くの鶴が飛来したのが地名の由来と言われる[注釈 1][1][5]。ある時、鶴田町長は鶴の飼育を決意するが、タンチョウは日本の特別天然記念物であるため断念し、代わりに、北海道鶴居村より鶴凧を得て、鶴凧揚げにてまちおこしをする[3][4]。 さらに1992年に「生きた丹頂鶴誘致」の声が高まったことをうけ[1]、町長は通産省など関係省庁を行脚し、中国の人工ふ化のタンチョウなら規制の対象外だと情報を得、中国当局と交渉[3]。これにより、1993年に中国黒龍江省チチハル市より人工ふ化の2羽を譲渡を得た[1][6]。鶴田町は釧路市動物園に担当職員を派遣して指導を受け、飼育を行った[3]。さらに、1997年、ロシア連邦アムール州ヒンガンスキー自然保護区よりつがいを譲渡されたり[1][6]、あるいは、多摩動物公園からも借り受けを受け、飼育頭数を増やした[1]。 | ||||||
住 所: 〒038-3542青森県北津軽郡鶴田町廻堰大沢81-150 | ||||||