南蛮べっちょ(なんばんべっちょ)は秋田県峰浜村(現・八峰町)の郷土料理[1]。能代山本地域(能代市)でも古くから食されており、精進料理としても食べられている[1]。 「南蛮」は唐辛子の意であり、「べっちょ」は「泣きべそをかく」[2]「汗をびっしょりかく」[3]の意で、どちらも辛さに由来した身体反応からの命名である[4]。 材料は季節の野菜、キノコ、菊の花、塩出しした漬物など地域によってもさまざまであるが、欠かせないのはエゴマの実をすり潰して作る「つぶ油」、つぶ油と味噌とを和えた「つぶ味噌」である[1][4]。 | ||||||