南道後温泉(みなみどうごおんせん)とは、愛媛県松山市中野町に湧出する温泉である。日帰り入浴施設「ていれぎの湯」や、宿泊所を備えた「ていれぎ館」がある。 ていれぎの名は、空海の故事にちなみ[1]、四国伊予地方の方言にもなっている。南道後温泉の近隣に杖ノ淵公園がある。ここには「杖の淵」という泉があり、空海が巡錫で訪れた際、旱魃を見かねて錫杖で地を突き、涌き出たものという。この泉の周辺には刺身のつまとして親しまれるオオバタネツケバナ(アブラナ科タネツケバナ属)が自生しており、この草は伊予地方でテイレギと呼ばれる[2][3]。 | ||||||
所在地 : 愛媛県松山市、愛媛県伊予郡砥部町 | ||||||
交通 : 松山自動車道松山ICから松山外環状道路、国道33号、愛媛県道23号を東温市方面へ約3Km。 | ||||||
泉質 : ナトリウム塩化物泉 |