可也山(かやさん)とは、福岡県糸島市にある標高365.1mの山である。 可也山は糸島半島の西部に位置しており、唐津湾に接している。標高は500mにも満たないものの、形の整った独立峰であり、糸島半島の平野部ほぼ全域から望むことができる。その山容から筑紫富士(つくしふじ)、糸島富士(いとしまふじ)、小富士(こふじ)などと呼ばれてきた(郷土富士のひとつ)。 山体の大部分は花崗閃緑岩からなり、昔から良質な石材の産地として知られていた。登山道の中腹部には福岡藩時代の採石場跡が残されている。この採石場から切り出された石が、福岡藩の初代藩主・黒田長政公によって栃木県の日光東照宮に寄進され、日本最大の石鳥居として使用されている。 | ||||||
所在地 : 日本 福岡県糸島市 | ||||||
標高 : 365.1 m | ||||||