和賀江島(わかえじま/わかえのしま)は相模湾東部に位置する人工島。和賀江嶋、和賀江の築島[1]ともいう。国の史跡に指定されている(指定名称「和賀江嶋(わかえのしま)」)。 鎌倉時代の1232年(貞永元年)に築かれた。歴史上はこれ以前に、日宋貿易の拠点である大輪田泊(摂津国)に築かれた経が島の記録があるが、その後の地形変化により失われており、和賀江島は現存する築港遺跡として日本最古のものとなっている[2]。 現在では満潮時にはほぼ全域が海面下に隠れてしまうが、干潮時には岬の突端から西方に200メートルほどにわたって巨石の石積みが見られ、往時の姿を偲ばせる。かつては北側に数本の石柱があり、南風を避ける船を係留していた。 |