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女体山 (さぬき市)の概要

女体山(にょたいざん)は、香川県さぬき市と東かがわ市にまたがる、標高774mの讃岐山脈にそびえる山である。 <さぬき市造田地区に伝わる女体山の話> 昔、志度湾に玉取(海女の玉取伝説)にきた藤原房前(中臣鎌足の孫)にお伴をした女官がいた。この女官は房前が都へ帰った後も志度にとどまって、漁師について海女の業を習っていた。女官はあるとき一人の漁師に襲われ、さらには病気になったことから嘆いて津田地区の雨滝山にこもったが、ここも浜から近く、海の匂いがすることから、匂いを嫌って造田地区の青木に移り住んだ。やがて女官は造田の土民と結婚したが、女官の肌は普通の人と違っていたため人から「女体さん」と呼ばれるようになったという。その後久しくして男の子が生まれた。この子は成長ののちに励んでよく働いたが、田畑の水不足に悩まされることが度々あった。母はこれをあわれんで「われ百歳ののち、水神となって農家に水利の便を与えん」と願いをかけた。母の死後、遺体を青木の山に葬って祠を建てた。生前の念願のためか干ばつの際、土民が集まって「青木女体」に雨を念ずると必ず降ったという。しかし、この青木山では不敬なことが多いため、後に長尾の八幡池(宇佐八幡宮-宮池)の東にある山頂に女体神社として遷宮したが、この女体神社に念ずる人が多く、再び東讃きっての高峰、矢筈山の東に移して祀るようになったという。(参考文献:改訂長尾町史-下巻-p778)
所在地 :  香川県さぬき市・東かがわ市
標高 :  774 m  
山系 :  讃岐山脈  

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