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尼いもの概要

尼いも(あまいも)とは、兵庫県尼崎市が原産の芋である。 江戸時代(1789年-1801年ごろ)、現在の尼崎市に当たる尼崎町南部の初島両新田地帯で栽培を開始されたとされている。土質が小石混じりの乾燥した、栽培に適した地域とされていたサツマイモで、京阪神の料亭などに数多く出荷された。 しかし、1900年代後半における室戸台風とジェーン台風による浸水被害により農場が被災。尼いもは衰退することになったが、2000年になって市民が「甘くておいしい尼いもをもう一度口にしたい」という機運が高まり、尼崎市の公害地域の患者が中心となった「尼崎公害患者・家族の会」が立ち上げた「尼崎市南部再生プラン」の一環でその復興プロジェクトがスタートする。

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