彦島(ひこしま)は、山口県下関市の南端にある陸繋島[3][4][5]。本州最南西端部にあり関門海峡に周囲を囲まれている。 かつては大瀬戸と小瀬戸の間の島であったが、小瀬戸が一部埋立てられた昭和12年(1937年)以来、人工の陸繋島となっている[3]。本州と九州が関門海峡によって分断されている地形にあって、九州側へ深く入り込んだ本州側の西南端部に当たる。 海に面しているという地形上昔から戦争にまつわる話が多く、仲哀天皇の熊襲征伐にまで遡ることができる[6]。平安時代から鎌倉時代にかけては戦に敗れた落ち武者たちがこの島にやってきて彦島十二苗祖としてこの島の発展に取り組んだ[7]。平家にまつわる伝承は数多くある。下関戦争のときには租借地になりかけたが高杉晋作らの活躍で租借地になることは免れたといわれている[8]。 |