指宿市考古博物館(いぶすきしこうこはくぶつかん、英語: Ibusuki Archaeological Museum)は鹿児島県指宿市十二町に所在する指宿市立の考古博物館および研究施設である。通常はもっぱら愛称としての時遊館COCCOはしむれ(じゆうかんここはしむれ)の名が使われている。 1919年(大正8年)に濱田耕作により日本の考古学史上、縄文土器と弥生土器に時代差があることを初めて立証[1]し、また日本三代実録に記載のある874年の開聞岳大噴火の際の埋没集落が発掘された国の史跡、橋牟礼川遺跡の北側に所在している。 所蔵品及び調査記録は、上記の橋牟礼川遺跡関連の他に、江戸時代に現在の指宿市今和泉周辺を領地とし天璋院の生家であった薩摩藩今和泉家に関するもの、幕末に指宿を薩摩藩の代表的な物流港とし薩摩藩へ多大な資金提供を続けた御用商人濵﨑太平次に関するものなどがあり、これらは企画展などで該当した場合は観覧が可能となっている。 | ||||||
住 所: 〒891-0403鹿児島県指宿市十二町2290 | ||||||
アクセス: JR指宿枕崎線指宿駅より徒歩約10分(距離は約800m) | ||||||
専門分野: 人文科学(考古学) | ||||||
開 館: 1996年4月20日 | ||||||