角避比古神社(つのさくひこじんじゃ)は、遠江国浜名郡にあった神社である。延喜式神名帳では遠江国で2つだけの大社の一つであり、名神大社に列している。明治4年(1871年)に「角避比古神社」として国幣中社に列せられたが、論社のどれが「角避比古神社」であるかを特定することができず、結局「鎮座地不明」として社格が除かれた。『特選神名牒』には「角避比古神は津の幸彦の神にして、湖口の開塞を知りて民の幸福を知ります神と云義にて、実は水門の功徳を称へ奉れる御名ならん」と記されている。元は浜名湖口の現在の湖西市側に鎮座していたが、明応7年(1498年)8月25日の大地震・大津波で流出した。 | ||||||