1.ひゅうが飯 | ||||||
ひゅうが飯(ひゅうがめし)とは、愛媛県南部の宇和島市や、西予市明浜町などでつくられる、新鮮な魚を用いた郷土料理である。 新鮮な魚(アジなどがよく用いられる)を三枚におろし、刺身にする。炒った白ごまをすりつぶし、刻んだネギ、みじん切りにしたミカンの皮を、みりん、醤油、酒などを混ぜ合わせた調味料に浸けておく。卵をときほぐし、調味料と混ぜ、味をなじませた後、炊き立てのご飯の上にかけて、もみ海苔などを振って食べる。さらに、茶漬け風に熱いお茶をかける変型もある。 材料となる魚としては、アジが最も代表的で、そのほかイワシ、タイ、カツオ、マグロなどが用いられることもある。タイを用いたものは特に「宇和島鯛めし」と呼ばれ、農林水産省の郷土料理百選に選定されている。 | ||||||
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2.ムテンカ | ||||||
ムテンカとは、愛媛県西予市明浜町で製造しているウンシュウミカンのジュースである。 ストレートのみかんジュースであり、無添加であることから「ムテンカ」と名づけている。 地元農家産のみかんを洗浄した後、搾汁した果実味いっぱいのみかんジュースとなる。 農家がそれぞれキャリー(運搬箱)で明浜町大早津にある「ふるさと創生館」(市営)に持ち込んだみかんを搾って、その生産者(農家)の名入りの瓶に詰めて、農家に引き渡す仕組み。びん代金等は有償。ラベルは統一ラベルながら、その右端には丹精込めてつくった生産者の名前が明記されている、「農家の顔が見える」ジュースといえる。 従来は、みかん農家が専ら親戚知人への贈答用として、非商業用に作っていた。現在では、贈答用のほか、明浜町営(現在は合併により西予市営)の観光交流施設である「はま湯」等で店頭販売しているほか、ふるさと特産品の詰め合わせ等で販売している。また、松山市等の一部酒販店等で時折販売される。 | ||||||
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