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沖縄県の菓子

1.アイスクリン
アイスクリンは、アイスクリームの過去の呼称であり、牛乳を使わないアイスクリーム風の氷菓のこと[1]。
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2.あまがし
あまがしは沖縄県に伝わる伝統的な菓子。大麦と緑豆、黒砂糖を用いた粥状の食品であり、通常は冷した状態で供される。中国の八寶粥や緑豆湯とほぼ同じ食品であり、大陸あるいは台湾から伝わったと考えられる。 元来はユッカヌヒー(旧暦5月4日)、グングヮチグニチ(旧暦5月5日)に子供の健康を祈る意味で、沖縄の家々で作られたが、現在は缶詰やレトルトパックで販売されており、いつでも気軽に味わうことができる。日本のぜんざいが小豆を使い甘味を強調するのに対し、あまがしは乳酸発酵による麦のとろみと緑豆の爽やかな喉ごしを味わう清涼飲料水のような役割を持っていた。箸やスプーンを用いて食べるが、5月には菖蒲の葉を使って食べる。葉の香が染み込んで旨さが倍増する。なお、菖蒲は端午の節句では、子供の無事息災を祈る呪術的な役割を持っており、本土の端午の節句で食される「ちまき」「柏餅」のような役割である。
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3.石垣島プリン本舗
石垣島プリン本舗(いしがきじまプリンほんぽ、Ishigakijima Pudding Honpo)は、沖縄県石垣市にある石垣島の島プリン、きじむんのがじゅまるバウムを製造、販売する店舗である。 石垣島のお土産、人気スイーツとしてメディアに取り上げられている。人気の石垣島の島プリンはプレーン、紅いも、はちみつ、黒蜜、濃厚、塩、キャラメルと7種類のプリンがあり、この原料として、全て石垣島の厳選された素材を使用していることが特徴である。 TV番組やメディアでも注目され、石垣島観光スポット、石垣島のお土産として有名である。 また、台湾、香港、中国などのメディアでも紹介されたことがきっかけで、外国人観光客からの人気も高い。
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4.御冠船料理
御冠船料理(うかんしんりょうり[1][2]、おかんせんりょうり[3])とは、中国の皇帝の命を受け、琉球国王の冊封の儀式を行うために琉球に派遣された冊封使を歓待するために、冊封使一行が琉球に滞在する間に行われた七回の「大宴」で振る舞われた料理である。中国の宴会料理を基本とし、福建料理からの影響が色濃いが、沖縄料理、 日本料理と融合している面も見られる。
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5.カタハランブー
カタハランブーは、天ぷらの生地のみを油で揚げた沖縄県の食品。 カタハランブーとは「片腹が重(んむ)い」という意味の沖縄方言で、沖縄風てんぷらの生地を鍋肌から垂らし、片側を厚く、もう片方をせんべい状に薄く揚げる[1]。白アンダギー[1][2]またはタラシアギー[1]とも呼ばれている。 甘味はなく、淡い塩味で中身のない衣だけの天ぷらである[2]。 沖縄では「男性」を象徴する食べ物とされており、結納では女性を象徴するサーターアンダギーと対になって出され[1][3]、子孫繁栄などの願いを込めて食べられている[2]。
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6.桔餅
桔餅(橘餅[1]、きっぱん[2])は、沖縄県の菓子の名称。「ちっぱん」ともいう[2]。読み方は「きっぱん」の方が古くからある読み方とされる[2]。 クニブ(九年母 クネンボ[3])やカーブチーなどの柑橘類の実を砂糖でじっくりと煮詰め[2]、砂糖の衣で覆ったものである[1]。琉球王朝期の1731年ごろに中国から伝来したものとされ、王家でしか伝承されていなかった[2]。後に、謝花家が伝統を受け継ぎ、戦前から製造を始めた[2]。 闘鶏餃や鶏卵糕の材料にも用いられている。王朝期は実の形を残して種と果汁を捨てて砂糖の衣を使用していなかったが、いつしか用いられるようになった。サーターアンダーギー、ちんすこう、鶏卵糕とおなじ中国の影響の濃い菓子である。[要出典]
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7.クンペン
クンペンは沖縄の菓子。琉球王国時代から伝わる代表的な琉球菓子の一つ。コンペンとも呼ばれる。 中国菓子の光餅に由来すると考えられているが、近年では薫餅という字が当てられることもある。 材料は小麦粉、砂糖、卵黄、胡麻、落花生、桔餅(九年母の砂糖漬)。小麦粉と砂糖をもとに衣を作り、残りの3つで餡を作る。餡を衣に包んで扁平な円盤状の形が出来たら火で焼く。王朝期は米粉を皮に用いていた。また卵黄のみで衣を作ることもあり、昔は冊封使の歓待料理などで食べられる高級菓子であった。また、法事や祭礼の供え物にも用いられ、聞得大君(最高位の巫女)は黒胡麻餡のクンペンを供えていた。現在でも法事用のお供え物として有名である。
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8.ぜんざい
ぜんざい(善哉)は、豆(主に小豆)を砂糖で甘く煮た日本の食べ物である。 餅や白玉団子、栗の甘露煮などと共に供されることが多い。一般的には豆の原形が存在するものを指して用いられるが、例外もある。
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9.闘鶏餃
闘鶏餃(たうちぃちょう)は琉球王朝時代より沖縄県で作られている[1]揚げ菓子である。本来の読みは「とうちいちょう」だが、方言による訛りと旧仮名遣いの誤読や誤記により、今日では「たうちいちょう」「たうちいちゃう」「たわちいちょう」などと表記・発音されることが多い。
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10.タンナファクルー
タンナファクルーは沖縄県の郷土菓子。 明治時代に、首里で菓子商を営む玉那覇二郎(タンナファ・ジルー)によって考案された。溶かした黒糖に小麦粉と重曹[1]を混ぜてこね、丸く型抜きして焼いた安価で素朴な焼菓子である。元来、琉球王家にはクンペンという胡麻餡入りの高級菓子があったが、庶民には高嶺の花で手が届かなかった。タンナファクルーは、クンペンの代用品で餡を用いていない。 「タンナファクルー」という名称は二郎のあだ名に由来する。「クルー」は「黒(い人)」の意で、二郎が色黒であったためについたあだ名であったという[2]。
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11.ちいるんこう
ちいるんこう(鶏卵糕)は沖縄県の蒸し菓子である。
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12.ちんびん
ちんびん(煎餅)は、琉球(沖縄県)の菓子。水で溶いた小麦粉に黒糖を加えたものを鉄板などで薄く焼き、細長い棒状に巻いたもの。家庭で手軽につくるためにあらかじめ配合したちんびんミックスも市販されている。食感や見た目はクレープに近い。沖縄製粉のちんびんミックスのパッケージには「沖縄風黒糖入りクレープ」と表示してある。 名前の由来は中国語の煎餅 (中国)(中国語版)によると思われ、北京語の「チエンビン、jiānbǐng」もしくは他の方言音に基づくものと考えられる。中国の「煎餅」は必ずしも小麦粉で作られないが、華北、西北部では小麦粉を使った料理が発達しており、そこから琉球に伝わったとも推測される。沖縄では旧暦5月4日は「ユッカヌヒー」(四日の日)と呼ばれる、日本本土の端午の節句にあたる節句である。当日は那覇や糸満でハーリーが開催され、家庭では子供たちの健やかな成長を祈って神々や仏壇にちんびんを供える。ハレの日の特別な食だったちんびんは、現在では日常的に親しまれている。
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13.天妃前饅頭
天妃前饅頭(てんぴぬめーまんじゅう)は、沖縄県の菓子。
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14.ナントゥ
ナントゥは、沖縄県で食される菓子の一種。「年頭」の沖縄方言から「ナントゥ」[1]、またはナントゥー[2]とも呼ばれる。味噌味のものは、「年頭味噌」の沖縄方言からナントゥースー[2]、ナットゥンス[3][4]、ナントゥンス[5]とも呼ばれる。
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15.のー饅頭
のー饅頭(のーまんじゅう)は、沖縄県内のスーパーや菓子店で広く売られている菓子である。「のまんじゅう」などと呼ばれる場合もある。 中華まんの一種「あんまん」であり、その名の通り、饅頭の真ん中に赤く「の」と大書されている。主に冠婚葬祭用に用いられ、干菓子(こーぐゎーし)、松風(まちかじ)と並ぶ沖縄の儀式、祝事用の菓子の一つである。名前は「熨斗」の「の」の字に由来すると言われる[1]。 小麦粉をイースト菌を用いて発酵させ、粒あんを入れて月桃(サンニン)の葉で約一時間蒸し、仕上げに食紅で「の」の字を書くと、のー饅頭が完成する。店が多忙でない場合は、注文に応じて「の」の代わりに「寿」「祝」などのめでたい字のほか、ハートマークなどを書いてくれる。なお、食紅で文字などを入れない白いものは不祝儀用とされるので注意が必要である。
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16.ふちゃぎ
ふちゃぎ(吹上餅)は、沖縄県で食される餅の一種。餅粉に水を加え、こねて蒸したものに、塩茹でした小豆をまぶしつけたものである。形は小判型、もしくは俵型をしている。北陸地方でささげ餅と呼ばれるものと同種の食品である。 旧暦の8月15日(十五夜)に、豊作を祈願してヒヌカン(火の神)と仏壇、神棚に供えた後に食べる縁起物である。小豆には魔除けの意味合いがあり、小豆をつぶさずにまぶすことで当年の災難避けを祈願する。餅には沖縄の通例に従い、搗き餅ではなく練り餅(他府県では一般に団子と呼ばれるもの)が用いられる。 近年は餅や小豆に砂糖で甘味をつけた「甘ふちゃぎ」や、紅芋の粉を混ぜて芋の風味を持たせた「紅芋ふちゃぎ」なども市販されている。
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17.ぽーぽー
ぽーぽーは、小麦粉を適量の水で溶き、フライパン等の平たい鍋で焼き、油味噌を塗って棒状に巻いた沖縄県の菓子[1]。名称は中国の餑餑に由来するとの説もあるが[1]、真偽の程は定かでない。外間守善は「包子」が「ポーズ」と転じ、それが「ぽーぽー」になったと聞かされたという[1]。一般的にはカタカナ表記の「ポーポー」が多い。
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18.ムーチー
ムーチー(餅、鬼餅)は、沖縄県の行事、およびそこで食される菓子の一種。「餅」の一種を意味する沖縄方言であり、カーサ(食物を包む葉、この場合は月桃(サンニン)の葉)で巻くことから「カーサムーチー」と呼ばれることもある[1]。餅粉をこね、白糖や黒糖、紅芋などで味付けを行い、月桃の葉で巻き、蒸して作る。旧暦の12月8日(グレゴリオ暦では概ね1月)に、健康・長寿の祈願のため縁起物として食される[1]。ムーチーを食べる旧暦の12月8日(新暦の1月下旬から2月上旬)は沖縄では最も寒い時期であり、この時期の寒さを沖縄方言でムーチービーサ(鬼餅寒)と呼んでいる[1]。
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19.琉球菓子
琉球菓子(りゅうきゅうがし)は、琉球王国で王家の祭事や接待に用いられていた菓子[1]。中国と日本の影響を強く受けたとされ、100種類以上の菓子があった[1]。亜熱帯の気候のため、保存性の高い揚げ菓子や焼き菓子が多い[2]。
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