212.アカツキガユ |
アカツキガユ(暁粥、アカヅキ粥、あずきがゆとも)は、宮城県の阿武隈丘陵を中心とした食習俗で、1月15日の小正月に無病息災を願って食べる小豆粥。かゆ柱として焼いたもちを入れる場合もある。塩味は、全く入れないもの、入れるもの、双方の場合がある。 1月14日の夜に、正月飾りの松や注連縄を下ろし、箕の上に纏めて床の間または臼の上に置き、夜半を過ぎると年男が小豆粥を炊く。この粥をアカツキガユといい、下ろした松や注連縄に供え、家内中が粥を食べる。 毎年1月15日の小正月にアカツキガユを食べると、一年の邪気を払う、これを吹いて食べると稲の花が咲くころに大風が吹く、また、この粥を体に塗ると蚊やブヨに刺されない、などの言い習わしがあり、少々残しておきお十八夜に食べるという風もある。 |
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213.浅みどり昆布 |
浅みどり昆布(あさみどりこんぶ)は、江戸時代に日本の陸奥国塩竈村(現在の宮城県塩竈市)の菓子屋兼昆布屋の越後屋が作った食品で、昆布を美しく加工して花のように作ったものである。浅緑昆布とも書く。菓子として食べられた花昆布が精密化した地方名産品である。 |
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214.あざら |
あざらは、バラメヌケ(メヌケ)のあらと白菜の古漬けを、酒粕と共にトロ火で煮込んだもの[1]。宮城県の気仙沼地方の料理[1]。メヌケの代わりに赤魚が用いられる場合もある[1]。 元々は旧正月に各家庭の残り物を煮たところから始まったと言われる。 また、春を迎えて白菜の処理に困った家庭で考案されたという説もある。 現在、一般家庭ではほとんど作られていない。小料理屋で出される程度である。 |
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215.岩沼とんちゃん |
岩沼とんちゃん(いわぬまとんちゃん)とは、宮城県岩沼市を中心とした地域で食べられている豚のホルモン焼き料理の総称。 |
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216.五福星 (ラーメン店) |
五福星(うーふーしん)は、有限会社豚豚拍子が運営する、宮城県仙台市泉区に存するラーメン店[1]。1992年4月8日創業[2]:22。代表者は早坂雅晶[3]。2021年11月3日「東久邇宮文化褒賞」受賞[4]:36。 |
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217.大郷みそカレー |
大郷みそカレー(おおさとみそカレー)は、宮城県大郷町で販売されているカレー、ご当地グルメである。 |
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218.鬼首菜 |
鬼首菜(おにこうべな)は、宮城県大崎市鳴子温泉鬼首地区(旧鳴子町鬼首地区)で栽培されている伝統野菜である。 辛味がある漬菜の一種。8月下旬頃に植え、11月上旬頃に収穫する。漬物、おひたしなどにして食べられることが多い。 鬼首地区以外の土地でも栽培できるが、なぜか辛味が無くなってしまう。採種業者が研究しているが、理由はまだ判明していない。 昔は鬼首地区のほとんどの農家が栽培していたが、現在は数軒だけになっている。 |
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219.カステラかまぼこ |
カステラかまぼこは、日本の水産加工食品。地方によって同名の食品がある。 |
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220.鎌田醤油 (宮城県) |
鎌田醤油株式会社(かまたしょうゆ、KAMATA SOY SAUCE Inc.)は、宮城県の食品メーカー。醤油や味噌を製造販売。国産大豆、宮城県産米を使用し[2]、昔ながらの製法で作っている。香川県の鎌田醤油(かまだしょうゆ)とは、別会社である。 |
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221.栗駒耕英岩魚丼 |
栗駒耕英岩魚丼(くりこまこうえいいわなどん)は、宮城県栗原市栗駒耕英地域のご当地丼[1][2]。栗駒山麓の清流で育ったイワナを用いた丼物である[1]。 提供する店舗によって、イワナは蒲焼き風に調理したもの、鶏卵でとじたもの、天ぷらにしたものなどさまざまである[1]。 宮城県栗原市の栗駒耕英地域は、日本で初めてイワナの養殖に成功した地でもある[2]。そのイワナを使った丼物が栗駒耕英岩魚丼である[2]。 2022年時点では、4店舗で提供されている[3]。 2022年に『生活ガイド.com』が発表した「『ご当地どんぶりランキング』トップ10」では9位となった[4]。 |
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222.気仙沼ホルモン |
気仙沼ホルモン(けせんぬまホルモン)は、宮城県気仙沼市を中心とした地域で食べられてきた豚のホルモン焼き料理。その成立には、1951年(昭和26年)に当時の国内トップレベル漁港である第3種漁港(1969年には最上位の特定第3種漁港に指定)[1]である気仙沼漁港が呼び込んだ人の交流や、遠洋漁業の港町ならではの健康増進法が関与している。 |
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223.凍みっぱなし丼 |
凍みっぱなし丼(しみっぱなしどん)は、宮城県大崎市のご当地丼。「凍みっぱなし」と呼ばれる凍み豆腐を凍結させて作った食材を揚げたカツを鶏卵でとじたカツ丼風の丼物である[1][2]。 |
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224.せり鍋 |
せり鍋(せりなべ)は、宮城県の特産品である仙台せりを使った鍋料理[1]。東日本大震災後の地域復興の過程で広まった。地元では冬季に提供されることが多い。 宮城県は江戸時代からせりの生産が行われており、その生産量は日本一である。そのせりを使ったせり鍋は2004年頃から仙台市内の居酒屋などで提供され始めたといわれている[2]。 せりと鶏肉・鴨肉という組み合わせが基本であり、白ねぎ・ごぼう・豆腐・油揚げといった具材を追加することもある。 出汁は醤油・みりん・酒などで味付けされた鶏ガラを基材とするものや鰹、昆布などさまざまである。せりは一般的に春の七草として知られる。 |
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225.仙台牛 |
仙台牛(せんだいぎゅう)は、全国で唯一、肉質等級が最高の「5」に格付けされないと呼称が許されないブランド牛肉である[1][2]。宮城県特別表示認証食品に認証されており、地域団体商標も取得済みである。 |
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226.仙台雑煮 |
仙台雑煮(せんだいぞうに)は宮城県仙台市の郷土料理[1]。焼きハゼを用いた雑煮である[1]。ハゼ雑煮とも呼ばれる[2]。 椀からはみ出すほどの大きな焼きハゼを乗せるのが特徴[1]。出汁も焼きハゼから取り、他の具材にハラコ(イクラ)、仙台セリ、ひき菜などが使用される[1][3]。 ひき菜は、ダイコン、ニンジン、ゴボウを細切りにして湯通ししたものを外気にさらして凍らせた食材である[1][3]。 かつて、松島湾ではハゼが豊漁で、焼きハゼを作る小屋も数多くあったが、近年はハゼの不漁もあって年々高価になってきている[1]。阿武隈川を遡上してきた鮭からとれたハラコも近年は高価になってきており、全体的に仙台雑煮は高級になっていく一方となっている[1]。 |
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227.仙台糒 |
仙台糒(せんだいほしいい)は、日本の江戸時代に仙台藩で作られた糒である。江戸時代には仙台の特産品の一つとして知られ、明治・大正までは作られていたが、その後絶えた。 慶長年間(1598年 - 1615年)に、仙台藩初代の伊達政宗が、兵糧にするため、道明寺糒を参考に上方の技術を導入して作らせたのが始まりである。製造は5か所で、立町の夏井藤兵衛、国分町の白河才兵衛、木町の酒井五郎右衛門、新伝馬町の伊藤虎之助、そして近郊の小田原村の松原庄右衛門であった[1]。仙台の糒は上質をもって知られ、伊達家が幕府や朝廷に献上した。水を飲むとき一緒に食べると下痢にならないとも言われた[2]。糒は藩に納められたほか、市販もされた[3]。道明寺糒が粉になって道明寺粉という菓子の素材になったように、仙台糒も粉にして菓子の原料に用いられた。 |
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228.富谷茶 |
富谷茶(とみやちゃ)は、富谷宿(現・宮城県富谷市しんまち地区)周辺で栽培、製茶される日本茶のブランド。 仙台藩の祖である伊達政宗が京都からチャノキの苗木を取り寄せ、領内での栽培を行わせたことに始まるとされる[1]。仙台(仙台宿)を起点に松前(松前宿、現・松前町)間の宿場名を詠い込んだ奥州街道の道中歌『奥道中歌』には「国分の町よりここへ七北田よ 富谷茶のんで味は吉岡」とあり、奥州街道を行き来する旅人が富谷茶を楽しんでいたことがうかがわれる[1]。また、高品質であったため、仙台藩主へ献上されたり、京都まで出荷されていた[1]。 2020年時点では富谷茶のチャノキは3000本、栽培面積は3000平方メートルとなっている[1]。 |
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229.どんこ汁 |
どんこ汁(どんこじる)は、福島県相馬市[1]、宮城県や岩手県の三陸海岸沿岸地域の郷土料理[2][3]。「どんこ」と呼ばれる魚と野菜を煮込んだ汁物である[1][2][3]。 「どんこ」はエゾイソアイナメやチゴダラ(どちらもタラ目チゴダラ科)の呼び名である[1][2][3]。 根菜、野菜を煮込み、下処理したどんこを加えてさらに煮込み、味噌を溶いて味つけする[1][2][3]。大きいものは切り身で、小さいどんこは内臓を取って丸ごと入れるが、秋から冬にかけて脂の乗った胆(肝臓)は欠かせないものとされる[1][2][3]。 どんこは火の通りが早く、加熱し過ぎるとぼろぼろになる[3]。どんこが煮えやすいことの例えとして宮城県では「馬の鼻息でも火が通る」と言う[3]。 |
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230.どんどん焼き |
どんどん焼き(どんどんやき)は、水に溶いた小麦粉を主体とする日本の軽食のひとつであり、日本の鉄板焼き料理のひとつである。 |
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231.はたけなか製麺 |
はたけなか製麺株式会社(はたけなかせいめん)は、宮城県白石市に本社・工場を置く主に白石市の名産品である温麺(うーめん)を中心とした乾麺を生産している日本の食品会社である。 社名の由来は、創業当時に工場辺りが一面の畑の中だったことから「畑の中=はたけなか」と呼ばれていたことに因む。 |
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232.はらこ飯 |
はらこ飯(はらこめし)は、炊き込みご飯の一種で、醤油や味醂などと一緒に鮭を煮込んだ煮汁で炊き込んだご飯の上に、客に供する前に、鮭の身とイクラ(はらこ)をのせる。弁当ではこれらが要素であるが、店舗で供される場合は、さらに鮭のあら汁を合わせるのが一般的。 なお、単に炊飯された白飯の上に鮭の身(湯掻いたものの場合と刺身の場合あり)とイクラをのせた「鮭イクラ丼」とは区別される。 JR東日本の仙台駅や盛岡駅など東北各地で駅弁としても売られている。宮城県亘理町は、10月8日を「はらこめしの日」としている[1]。 |
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233.ひょうたん揚げ |
ひょうたん揚げ(英:Fish Boll Donuts)はボール状の蒸しかまぼこを、ほんのり甘い衣で包んで揚げたアメリカンドッグ風スナックで、阿部蒲鉾店のロングセラー商品である。また商標登録もされている。(登録・第5803657号)(後述) |
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234.へそ大根 |
へそ大根(へそだいこん)は、宮城県伊具郡丸森町筆甫(ひっぽ)地区にて生産が盛んに行われている大根の乾物。凍み大根の一種。同県刈田郡蔵王町平沢(ひらさわ)地区でも昭和時代には盛んに生産が行われていた。 |
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235.ほや雑煮 |
ほや雑煮(ほやぞうに)は、宮城県石巻市の一部で正月に食べられている伝統食[1][2]。ホヤを用いた雑煮である[1][2][3]。 ホヤの旬は夏であるため、正月の雑煮には乾燥させた干しホヤが用いられていた[3]。今日では冷凍した蒸しホヤも用いられる[3]。 ホヤは焼いたり、蒸したりして出汁を取り、餅は角餅を焼いたものを入れる[1][2]。戻した干しホヤの他に地元の海産物や野菜を具材に用いる[1][2][3]。 ホヤはだいだい色をしており、鏡餅に乗せる果実のダイダイと同様に「代々」の字を当てて「子孫繁栄」の祈願とする説がある[1][3]。 2022年度(2023年3月)に文化庁が制定する100年フードの「伝統の100年フード部門」へ認定された[1][2]。宮城県内からは3件目の認定事例となる[1]。 |
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236.ミヤギシロメ |
ミヤギシロメは、大豆の栽培品種である。 極大粒で和菓子や煮豆の材料として用いられるが、高級な味噌、豆腐、納豆の原料としての需要がある。名前の由来は大豆の目(ヘソ)が白いことによる。 宮城県名取郡岩沼町(現在は岩沼市)の在来種を宮城県農事試験岩沼分場(現、みやぎ原種苗センター)及び本場で純系分離。昭和36年(1961年)育成、旧系統名は岩沼1号である。同年より宮城県の奨励品種。 宮城県内の主産地は大崎市と角田市。全国の大豆の作付け順位は7位(2004年)。 |
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237.みやぎライシーレディ |
みやぎライシーレディとは、宮城県のお米をPRするためのキャンペーンキャラクター。選出された者が全て女性であった場合、ライシーレディと呼ばれる。 主に、宮城県のブランド米であるひとめぼれ、ササニシキ、だて正夢、金のいぶきの銘柄をPRする。 |
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238.麦とろ |
麦とろ(むぎとろ)は麦飯にとろろ汁(すりおろした自然薯をのばしたもの)をかけて食べる料理。米飯にかけて食べる場合はとろろ飯(とろろめし、とろろまま)やとろろかけ飯という。 皮をむいた自然薯を直接すり鉢で卸していくと、滑らかなとろろができる。卸金で卸したものをすり鉢に入れ、すりこぎであたって作ると、早くて楽だが、舌触りは劣る。天然の山芋はそのままでは飯にかけて食べられないほど粘りがあるので、これを出汁でのばし、酒、みりん、醤油、白味噌、卵などを加えて汁にし、麦飯にかけて食べる。葱、青海苔、わさびなどを付け加えることもある。鳥取県で、ナガイモと山芋をかけあわせて開発された新品種ねばりっこは、ナガイモと山芋の中間の粘り気で出汁でのばさずに醤油などを加え麦飯にかけて食べる。 |
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239.桃生茶 |
桃生茶(ものうちゃ)は、宮城県石巻市(旧・桃生町)で栽培、製茶されている日本茶の銘柄[1]。 ふくよかな香りと苦みの少ない、まろやかな味わいが特徴の茶である[1]。 仙台藩の祖である伊達政宗が殖産振興で茶葉の栽培を奨励したことに始まる茶で、「日本最北限の茶」であった[1]。 唱歌『茶摘み』に歌われるよう、一般的には立春から88日目に茶摘みが行われるが、桃生町では108日目に茶摘みを行うため「百八茶」とも呼ばれる[1][2]。古来より数え108歳を茶寿と呼ばれることから、百八茶=桃生茶は長寿に通じる縁起ものとしても喜ばれている[2]。 桃生茶を原料とした和紅茶のkitaha(キタハ)も製造、販売されており、G20大阪サミット(2019年)の夕食会で各国首脳に振る舞われた[3][4]。東北地方初にして唯一(2019年時点)の和紅茶である[4]。 |
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240.スカ料理 |
スカ料理(スカりょうり)は、秋田県のマタギら山村民に古来から伝わる料理の一つで、野ウサギの消化器の糞などの内容物を食材として使った料理。 「スカ」という語は、マタギ言葉に由来するとされるが、その語源ははっきりしない[1]。 |
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241.すまし |
すましは、かつて東北地方の北部で使用されていた調味料である。味噌を煮溶かした湯を濾した液体で、かつては醤油の代用として、野菜のおひたしやうどん、煮しめなどの味付けに用いられてきた。現在では醤油が普及したため、ほとんど使用されなくなっている。 |
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242.ズワイガニ |
ズワイガニ(楚蟹、学名:Chionoecetes opilio)は、十脚目ケセンガニ科(旧分類ではクモガニ科)のカニ。深海に生息する大型のカニであり、食用のカニとして扱われる[1][2]。 ベニズワイガニ(紅楚蟹)などの近縁も本項で記載する。 |
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243.善兵衛栗 |
善兵衛栗(ぜんべえぐり)は、秋田県特産のクリ。品種としての名称は「西明寺一号」。西明寺栗の他の品種の中でも、特に希少かつ大粒で食味のよい優良品種とされている。 西明寺栗一号である西明寺栗の栽培を始めた先祖を持つ生産者は、その屋号をとり代々「善兵衛栗」(品種名:西明寺栗一号(善兵衛種))と呼ばれる栗を徹底した無農薬栽培にこだわり、栗園の風通し、日当りに気を配り、間伐・下刈、良質な微生物肥料(内城菌)を使用するなど、特色のある栽培・出荷管理体制を敷く。 現在主として栽培されているのは、西明寺栗一号及び西明寺栗二号であり、西明寺栗三号、四号、五号は受粉用とされている。 1975年11月に発行された『広報あきた』No.162号(秋田県広報協会)の記事には、それぞれの品種について以下のように記載されている[1]。 |
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244.だまこもち |
だまこもちは、うるち米を使用した秋田県の郷土料理。同じ秋田の郷土料理であるきりたんぽに製法が似ているがその発祥は異なり、だまこもちは丸い形をしている。 |
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245.とんぶり |
とんぶりは、アカザ科ホウキギ属[1]の一年草であるホウキギ(学名: Bassia scoparia[2] (シノニム: Kochia scoparia[3])ホウキソウ、ホウキグサ)の成熟果実を加熱加工した物の、日本語での名称である[4]。日本では1000年以上前の古来に、中国から薬用植物として渡来したといわれ[5]、民間療法で用いる生薬の一つであったが、現代では日本文化における食品の一つとして用いられることが多くなった。 |
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246.鉈漬 |
鉈漬(なたづけ)は、秋田県で作られる漬物。材料の大根を鉈で粗く切ることから名前が付けられた[1]。がっくら漬け、ごっから漬けとも呼ばれる[2]。 |
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247.納豆汁 |
納豆汁(なっとうじる)とは、納豆を加えた味噌汁の一種である。 材料は、納豆、味噌、豆腐、油揚げ、野菜類などで、納豆は挽き割り納豆がよく用いられる。 俳句における「冬の季語」となっている。 |
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248.なんこ鍋 |
なんこ鍋(なんこなべ)は、桜鍋の一種であり、馬肉(腸等のもつ)を味噌で煮込んだ鍋料理。秋田県の料理や、北海道空知地方の郷土料理ともされている。長野県では「おたぐり」と呼ぶ。 「なんこ」とは方言であり、空知地方を中心に「馬の腸」の意味で使うこともある。それら馬肉を指す[1][2]。 馬肉の鍋料理は、江戸や秋田県阿仁鉱山で食されていた料理である。また、北海道の炭鉱の鉱夫にビタミンB2欠乏症が発生した際、空知地方に広まったとされる[1]。 地方によって作り方が異なる。 調味料として醤油やカレー粉や胡椒を使用する事もあり、具材としてゴボウ、タケノコ、コンニャクを使用し、柳川鍋のように鶏卵でとじる場合もある[独自研究?]。 |
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249.南蛮べっちょ |
南蛮べっちょ(なんばんべっちょ)は秋田県峰浜村(現・八峰町)の郷土料理[1]。能代山本地域(能代市)でも古くから食されており、精進料理としても食べられている[1]。 「南蛮」は唐辛子の意であり、「べっちょ」は「泣きべそをかく」[2]「汗をびっしょりかく」[3]の意で、どちらも辛さに由来した身体反応からの命名である[4]。 材料は季節の野菜、キノコ、菊の花、塩出しした漬物など地域によってもさまざまであるが、欠かせないのはエゴマの実をすり潰して作る「つぶ油」、つぶ油と味噌とを和えた「つぶ味噌」である[1][4]。 |
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250.能代豚なんこつ |
能代豚なんこつ(のしろぶたなんこつ)は、秋田県能代市周辺で調理販売されている豚軟骨料理。ご当地グルメの一つ。日本国内で食べられている軟骨が鶏のものが多いことに対して、豚の軟骨を使用していること、また固い軟骨を煮込むのではなく細かく叩いて焼いて調理するのが特徴である[1]。 昭和50年代、地元の飲食店が食べられずに廃棄されている軟骨を包丁で叩いて食べられるように提供したのが始まりといわれる[1]。現在では能代市周辺に定着し、多くの店舗で提供されているほか、精肉店でも豚軟骨が販売され、各家庭で調理されている[要出典]。 豚ばら軟骨部分を包丁で細かく叩いて食べやすくした後、焼いて調理する[1]。味付けは主に塩コショウまたはタレで食べる。焼いた肉の旨みと合わさった軟骨のコリコリした食感が特徴である[1]。 |
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251.ハタハタ |
ハタハタ(学名:Arctoscopus japonicus、鰰、鱩、雷魚、燭魚、英語: Sailfin sandfish)は、スズキ目に属する魚の一種。別名カミナリウオ、シロハタなど。 日本では主に日本海側で食用にされ、秋田県の県魚である[1]。煮魚や焼き魚に調理されるほか、干物、塩蔵、味噌漬けなどにもされ、しょっつると呼ぶ魚醤にも加工される。魚卵はブリコと呼ばれる。 |
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252.ハタハタ寿司 |
ハタハタ寿司(ハタハタずし)とは、秋田県の郷土料理で、ハタハタ(鰰)を用いた飯寿司(イズシ)の一種、発酵ずしである。ハタハタ漬けとも。 江戸時代においてハタハタは安価な魚であり、貴人には好まれなかったものの民衆の間で人気を得ていた[1]。ハタハタ寿司は海岸部だけでなく秋田全域で食べられており、昭和初期の東部山地といった普段は海産物を口にする機会が少ない地域でも年末になると箱に多く詰められた塩ハタハタが寿司にされた[1]。 一匹の姿のまま漬ける「一ぴきずし」、頭だけ落として漬ける「全(まる)ずし」、切り身にして漬ける「切りずし」とがある。祝宴の場で供される一ぴきずしが最も格式が高いが、店舗で販売されるハタハタ寿司は全ずしが多い[1]。 |
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253.松館しぼり大根 |
松館しぼり大根(まつだてしぼりだいこん)とは、秋田県鹿角市八幡平字松館地域で栽培される根菜である。アブラナ科アブラナ属ツケナの在来種で、松館地域に伝わる伝統野菜である。 |
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254.美郷まんま |
美郷まんま(みさとまんま)は、秋田県美郷町のご当地グルメの一つ。地元産黒毛和牛肉を使用した混ぜご飯である。 美郷町商工会青年部が、食を通した地域おこしを目的として開発し2008年に商品化された。原型になったのは、「2006秋田県商工会おもてなしまつり」の「ご当地イケめしストリート部門」に出品した「美郷づくし」という定食の「味付けまんま」で、同部門でベストパフォーマンス賞を受賞している[1]。商品化にあたっては、商工会女性部が企画した「美郷たぬ中」(たぬきうどんのつゆに中華麺を入れたもの)とともに、美郷町の地販地消推進事業として支援を受けている。 作り方は混ぜご飯で、醤油味で煮込んだ具をご飯に混ぜ込む。具は地元産の黒毛和牛肉のほか、シイタケ、ニンジン、タマネギ、ゴボウなどの地元産野菜が入っている。醤油も地元産のものを使用している。2008年12月に3店舗で販売が始まり、2010年4月現在では町内6店舗で提供されている。発売後3か月間では総計2000食が売れた。 |
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255.萌え米 |
萌え米(もえまい)とは、パッケージに萌え絵や美少女イラストを取り入れた米の販売形態の一種である。 |
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256.八木にんにく |
八木にんにくとは、秋田県横手市増田町八木地区で栽培されるにんにくの品種である[1]。品種名は八木。 成瀬川流域の肥沃な砂質土が栽培に適しており、江戸時代から代々受け継がれてきた伝統野菜である[2]。一般のにんにく品種と比較すると、外皮が赤みがかっており[1]、大玉で甘味が強い[2]。また、にんにく栽培中の弊害となる「トウ立ち」現象が発生しない[1]。成長したにんにくは主に薬味や調味料の素材として使用され、「青にんにく」と呼ばれる若芽は生食に利用することが可能である[1][2]。 八木地区の約8割の家庭で自家消費用に栽培されているが[2]、一般に販売している農家は稀である[2]。地元の朝市やスーパーで購入できる場合もある[3]。 |
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257.よこまき。 |
よこまき。は、秋田県横手市で販売されているご当地グルメである。 「ツイッターで、箸巻きを食べたいというつぶやきを見かけたこと」をきっかけに、横手市でツイッターを使ったまちおこしなどに取り組む「Yokotter(ヨコッター)」が企画したご当地グルメである[1]。かつて横手市内で食べられていたはしまきが食べたいとの需要から考案された[2]。 3センチほどにカットした焼きそば用麺やキャベツ、ひき肉や福神漬けなどを混ぜたタネをお好み焼きのように薄く焼き上げ、割りばしに巻いてソースやマヨネーズをかけた料理である[1]。 |
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258.アカモク |
アカモク(学名:Sargassum horneri (Turner) C.Agardh[1])は、褐藻綱ヒバマタ目ホンダワラ科に属する海藻である[1]。北海道(東部を除く)から日本列島全土の漸深帯(浅海)に分布し、朝鮮半島、中国及びベトナム北部にまで分布する[2]。1年生で、秋から冬に生長し、4-7mの長さに達する[2][3][4]。雌雄異株である(まれに雌雄同株の個体がある)[2]。秋田県では「ギバサ」、山形県では「銀葉藻(ギンバソウ)」、新潟県では「長藻(ナガモ)」と呼び食用にする[4][5][* 1]。ちなみに、新潟県佐渡地域で「銀葉藻(ギンバソウ)」と言うと、ホンダワラ科に属するホンダワラのことであり、「長藻(ナガモ)」とは違う海藻である。 |
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259.あきたこまち |
あきたこまちは、イネの栽培品種の1つ。日本の秋田県が開発し1984年に県の奨励品種に採用され、その後は秋田県と東北地方を中心に日本国内各地で栽培されている品種である。 |
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260.秋田市民市場 |
協同組合秋田市民市場(きょうどうくみあいあきたしみんいちば)は秋田市中心部の秋田駅近傍にある商店連合の事業協同組合。 地元住民の生活を担い、秋田の台所と称されていた時代もあるなど歴史は古く、秋田市外からの買い物客も多い。店の形式は大きな市場の建物の中に青果、鮮魚、海産物、雑貨、精肉、日用品、衣服、食堂などの個人商店がテナント入居している。全盛期は週末などになると歩くのが困難になるほど買い物客が押し寄せていたが現在は買い物志向の変化や近くの秋田ショッピングセンター(現在のフォンテAKITA)、秋田西武などに客が流れたことや後継者の不足により出店数は減少している。 1951年に、朝倉市民市場として開設。その初代建物はかまぼこのような建物2つとそれをつなぐ建物が位置しており、北側のかまぼこが鮮魚、海産品のエリア、南側のかまぼこが青果のエリアで、間の建物には日用雑貨の店などが入居し、一時期は福島県のスーパー、「ライオンドー」(現リオン・ドール)が日用品限定で出店をしていた。 |
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261.アキタブキ |
アキタブキ(秋田蕗、学名:Petasites japonicus subsp. giganteus)は、キク科フキ属の多年草であるフキ[4]の亜種[5]。エゾブキ、オオブキとも呼ばれる[6]。ラワンブキ(螺湾蕗)は、アキタブキの一種[7]。 |
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262.秋田味噌 |
秋田味噌(あきたみそ)は、秋田県で作られる味噌。 |
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263.あさづけ |
あさづけは、秋田県の郷土料理。米と野菜・果物などを原材料とする酢の物にして米料理である[1]。お茶請けやデザートとして食べられる[1]。県南部では「こざき練り」と呼ばれるほか、地域によっては「米なます」などとも呼ばれる[1][2]。「あさ漬け」と表記されることもある[1]。 |
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264.いごねり |
いごねり・えごねり、またはいご・えごは、北日本の主に日本海側および佐渡島で食される郷土料理。海藻加工食品である[1]。 |
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265.石焼き鍋 (秋田県) |
石焼き鍋 (いしやきなべ)とは、秋田県男鹿市を中心に作られている鍋料理の一種。魚介を中心とした具材と味噌で作られる。漁師たちがその日獲れた魚介を浜辺の岩場で食べていたことがはじまりであり、高温に加熱した当地の石を調理に用いるのが最大の特徴である。 |
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266.いぶり漬け |
いぶり漬け(いぶりづけ)は、秋田県の内陸南部地方に伝わる、主に大根を燻煙乾燥させてつくる漬物。たくあん漬けの一種で[1]、野菜を利用した漬物に燻煙工程(燻り工程)が含まれている点は世界的にも珍しいとされる[1][2]。 「いぶりがっこ」という名で呼ばれることが多いが、元は秋田県湯沢市下院内の漬物屋(雄勝野きむらや)が、1964年に発売したいぶり漬けの商標である。なお、2019年5月8日、「いぶりがっこ」及び「Iburigakko」は農林水産省により特定農林水産物として地理的表示 (GI) 登録された(登録番号第79号)[1][3]。 |
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267.かやき |
かやきとは、主に秋田県など日本海側の東北地方で食べられる鍋料理の一種。かやきとは、貝焼きが訛った言葉であり、現在でもこの種の鍋料理を「貝焼き」と書くことがある[1]。 |
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268. きりたんぽ |
きりたんぽ(切蒲英、切短穂[1])とは、すりつぶしたうるち米のご飯を杉の棒に先端から包むように巻き付けて焼いたたんぽ餅を棒から外し、食べやすく切った食品。また、それを利用した秋田県の郷土料理[2]。鶏(比内地鶏)のがらで取っただし汁に入れて煮込んだり(きりたんぽ鍋)、味噌を付けて焼いたりして食べる。地域によって食べ方は異なる。 |
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269.クジラかやき |
クジラかやき、くじらかやきは、秋田県の郷土料理。夏に食される鯨と茄子の煮もの料理である[1]。雄勝郡などではくじら汁と呼んでいる[2]。 鯨は、「塩くじら」と呼ばれる黒い皮のついた脂身部分を塩漬けにしたものが使用される[1]。塩くじらは、春はアサツキの一種であるヒロッコと、初夏は山菜のミズと合わせたりして食されている[1]。鯨の水煮の缶詰で代用されることもある[1]。 「かやき」は「貝焼き」の意で、ホタテガイの貝殻を用いた1人用の鍋料理を指す[1]。 家庭料理としては、大きめの鍋でまとめて作られる[1]。 |
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270.けいらん |
けいらんは、北東北の郷土料理。餡を包んだ餅が入った汁物で、名称は餅の外見が鶏卵に似ていることに由来する[1]。 秋の収穫祝い[2]や結婚式[3]、日常の夜食[4]、来客向け[5]、法事の際の精進料理など、さまざまな場面で供されている。 |
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271.けの汁 |
けの汁(けのしる)は、青森県の津軽地方から秋田県にかけての範囲で作られている郷土料理である。秋田県ではきゃの汁、きゃのことも呼ばれる。細かく刻んだ根菜類や山菜、凍豆腐、油揚げを煮込み、味噌や醤油で味付けした汁物[1]。出汁は昆布でとる。名称は「粥の汁」に由来するとされる。 小正月(正月15日)の行事食として作られている[1](他地方の七草がゆに相当する)。作り置きしておいて、料理など家事を担う女性が休めるようにするという役割もある[1]。 |
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272.ゲンゴロウ |
ゲンゴロウ(竜蝨・源五郎[11]、Cybister chinensis Motschulsky, 1854[注 3] / ナミゲンゴロウ・オオゲンゴロウ・ホンゲンゴロウなどの別名あり)は、コウチュウ目ゲンゴロウ科ゲンゴロウ亜科ゲンゴロウ属の水生昆虫[14]。日本産のゲンゴロウ類[11]・および水生甲虫類としては最大種である[注 4][17]。 かつて日本では一部地方で食用にされるほど高密度で生息し、秋に多産する生息池の水を落とした際には多数採集できた[17]。このようにかつて身近な昆虫だった本種はタガメと並び「日本の水田の昆虫」の代表格として挙げられたが[18][19]、2020年現在は生息環境破壊・侵略的外来種の侵入・乱獲などにより日本全国で著しく減少し絶滅危惧II類 (VU)(環境省レッドリスト)に指定されている[RL 1]。 |
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273.西明寺栗 |
西明寺栗(さいみょうじぐり)は、秋田県仙北市西木にある西明寺地区特産の大粒のクリ。ルーツは、300年以上前に遡り、関ヶ原の合戦後、秋田藩主となった佐竹義宣公が和栗の原産地である京都の丹波地方や岐阜の養老地方より栗の種を取り寄せ、北浦地方(現在の秋田県仙北市)で栽培を奨励したことにあるとされる[1][2]。地域団体商標に登録されている[3]。 実の大きさは日本一と言われる[1][2]。毎年10月頃が収穫の最盛期である[2]。西明寺栗生産出荷組合によると、西明寺栗の生産量は、豊作の年は30t、不作の年は10t程度の収量である。それに対し、農水省統計によると、全国の2011年の栗の収穫量は、1万9,100t程度あり、西明寺栗は、『幻の栗』といえるほど希少なものである。前述の通り、西明寺栗の収穫量・流通量の絶対額が少ないため、必然的に販売される機会や食される機会が少なく、市場において評価をされる機会が少ない状況であった。昨今では、地域の生産者と菓子製造会社がタッグを組み、安心・安全な高品質な栗菓子を大手百貨店を中心に販売している。[要出典] |
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274.三五八漬け |
三五八漬け(さごはちづけ)は福島県、山形県、秋田県の郷土料理で、麹で漬けた漬物である。漬床に塩、米麹、米をそれぞれ容量で3:5:8の割合で使うことに由来する[1]。ただし、実際の割合は1:1:1だったとする説もある[1]。 |
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275.ザッパ汁 |
ザッパ汁(ザッパじる)とは、男鹿半島近辺の日本海沿岸部に伝わる郷土料理であり、鍋料理の一種である。じゃっぱ汁とも。 「ザッパ汁」のザッパは魚のアラを指しており、地元では魚の種類や味付けは問わず、アラの入った鍋の事を全てザッパ汁と呼んでいる。白菜、大根、ニンジン、蒟蒻なども入れ、味噌、酒粕仕立てにしたものが多い。 |
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276.サラダパン |
サラダパンとは、マヨネーズで和えた刻みたくあんのペーストをコッペパンに挟んだ調理パン。 |
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277.山内にんじん |
山内にんじん(さんないにんじん)とは、秋田県横手市山内地域で生産地とする特産品のにんじんである。 |
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278.ジュンサイ |
ジュンサイ(蓴菜[10]、学名: Brasenia schreberi)は、スイレン目ハゴロモモ科[注 1]に属する多年生の水草の1種である[11]。本種のみでジュンサイ属 (学名: Brasenia) を構成する[14]。純菜や順才の字が充てられることもある[6][15]。 水底の地下茎から水中に茎を伸ばし、そこ生じた葉を水面にを浮かべる浮葉植物であり、また水上に花をつける(図1)。若い茎や葉は粘液質を分泌し、これで覆われた若芽を吸い物や酢の物の食材とする。世界中の熱帯から温帯域に散在的に分布し、水温が一定のきれいな池沼に生育、また栽培されている場合もある。 |
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279.しょっつる |
しょっつるは、秋田県で作られる魚醤。塩魚汁とも書く[1]。ハタハタなどの原料魚に塩を加え、1年以上かけて熟成させて作る[2]。タンパク質の分解によるアミノ酸やペプチドを主成分とし、うま味と特有の風味を呈する[2]。秋田県の伝統的な調味料で、江戸時代初期から製造されている[1]。 |
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280.神代カレー |
神代カレー(じんだいカレー)は、秋田県仙北市周辺で販売されているカレーライス。昔風のカレーと現代風のカレーをひと皿に盛りつけ、ご飯を添えたものである[1]。 |
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281.温海かぶ |
温海かぶ(あつみかぶ)とは、山形県鶴岡市温海地域の主に山間地域で栽培されているカブである[1]。江戸時代から栽培が行われている伝統野菜で、天明5年(1785年)に将軍・徳川家治へ漬物を献上した記録が残っている。山林の伐採跡などで焼畑農法を用いて栽培され、主に漬物(甘酢漬け)に加工されている。 |
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282.いごねり |
いごねり・えごねり、またはいご・えごは、北日本の主に日本海側および佐渡島で食される郷土料理。海藻加工食品である[1]。 |
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283.いとこ煮 |
いとこ煮(いとこに)は、日本各地に伝わる郷土料理で、小豆などを煮た料理である。地域により材料、調理法などに差異がある。表記は、いとこ煮のほか、漢字表記として従兄弟煮、従子煮、従弟煮、最濃煑[1]および倭毒護煮がある[WEB 1]。類似した料理として、いとこ汁やいとこねり、御座煮(ござに)[2]などがある。食べる時期としては報恩講の日が多いものの、冬至に食べたり、日常のおかずとして作られる場合も多い[3]。 |
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284.尾花沢スイカ |
尾花沢スイカ(おばなざわスイカ)は、山形県尾花沢市で生産されているスイカの名称。夏に生産が盛んなことから尾花沢の夏スイカとも呼ばれる[1]。 |
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285.おみ漬け |
おみ漬け(おみづけ)は、山形県特産の青菜を細かく刻み、他の野菜とともに漬けた漬物の一種で、山形県内陸部の郷土料理である。 山形県で作られる青菜漬は、肉厚の茎の部分を珍重して食べることが多く、葉先は捨ててしまうこともあったため、それを見た近江出身の商人が「もったいない」と思い、葉先を刻んで漬物にした[1]。この「近江漬」が転化して「おみ漬」になったといわれている[1][2][3][4]。他にも、刻んだ野菜を揉んで漬けることから「もみ漬」が「おみ漬」になったという説など諸説ある[1]。 おみ漬は、余った野菜をすべて使い切るための知恵として発展してきた料理であり、使う野菜の種類に限りはなく、青菜に限らず余った野菜をなんでも細かく刻んで漬ける[1]。 |
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286.からかい |
からかいはエイの干物の山形県での呼び名[1][2]。秋田県や北海道ではかすべとも呼ばれる[3]。青森県や北海道ではかすぺと呼ばれることもある[4]。からかいを用いた山形県の郷土料理からかい煮についても本項で記す。 ガンギエイ目ガンギエイ科の魚はカスベと呼ばれることも多く、青森ではカスペと呼ばれている[4]。カスベ、カスペの語源は「かす」であり料理しても美味くないからだと言われている[4]。実際には、青森では唐揚げや「カリっと揚げ」と呼ばれる揚げ物料理として軟骨まで食されている[4]。 からかいは、カスベのひれの軟骨部分を干したものであり、鮮魚が手に入りにくい時代は貴重なご馳走として正月、お盆や祝い事、祭りの際に古くから食べられていた[2][5]。もともとは塩引き鮭や棒鱈などと共に北海道から伝わったもので、「十把一絡げ」から「からげ」と呼ばれていたが「からかい」と名称が変化していった[5]。山形県内でも庄内地方では「からげ」の名称が残っている[5]。 |
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287.菊味噌 |
菊味噌(きくみそ)は、山形県に伝わる郷土料理[1]。 味噌に山形県名産の食用菊を漬け込む。 その菊味噌を椀に取り、お湯を注ぐことで、簡単に味噌汁を作ることができる。古くから伝わるインスタント味噌汁で、独特の味と風味がある。 山形県は食用菊の有数の産地であり、代表的な食用菊に「もってのほか」があり、これらが菊味噌に使われている[2]。 |
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288.クチボソ |
クチボソ(口細) |
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289.げそ天 |
げそ天(げそてん)は、イカの足を揚げた天ぷらである。 山形県で消費量が高く、山形県内の蕎麦屋やラーメン屋のトッピングとして使用される他、居酒屋などで一品メニューとしても提供されている。 げそ天に使用されるイカは主にスルメイカやアカイカが多い[1]。 山形県の村山地方や最上地方で江戸時代頃から食べられたとされる。当時は生のイカが簡単には手に入らず、スルメの足(げそ)を水で戻してから天ぷらにして食べるのが庶民の間で親しまれていたという。 山形県以外でもげそ天はトッピングとして蕎麦などと一緒に食べられているが、げそはイカの足の部分であることからイカの胴体と比べ格下に扱われることもあった。関東圏の老舗そば店では安い足の部分を使うことへの抵抗の他、天ぷらの油がすぐ汚れる、下処理でまな板を汚してしまう、小さな吸盤があって食べにくいとのことから敬遠されていた[1]。 |
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290.鯉こく |
鯉こく(鯉濃、こいこく)とは、輪切りにした鯉を、味噌汁で煮た味噌煮込み料理。鯉こくのこくとは、濃漿(こくしょう)という、味噌を用いた汁物のことであり、鯉こくはこの濃漿の一種。江戸時代には、「鯉汁」、「胃入り汁」、「わた煎鯉」[1]とも呼ばれていた。 |
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291.米の娘ぶた |
米の娘ぶた(こめのこぶた)は、山形県で飼育されている銘柄豚。 |
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292.三元豚 |
三元豚(さんげんとん)とは、3種類の品種の豚を掛け合わせた1代雑種の豚を言う。 食用に品種改良された豚にはランドレース種、バークシャー種などの品種が存在するが、現在ではこれらの純粋種が単独で食用に供される例は少なく、3種以上の品種を掛け合わせて1代限りの雑種を作って食用とする場合がほとんどである。 これは雑種強勢という現象を利用することにより各品種の長所を強く合わせ持った豚を生産するためであり、あくまで食用に供されるのは1代限りで子孫を残すことはない。このように3種以上の品種を掛け合わせた豚を「ハイブリッド豚」と呼ぶが、日本の畜産界においては特に3種掛け合わせの豚を「三元豚」と呼び、4種掛け合わせの豚(四元豚)を「ハイブリッド豚」と呼ぶことが多い。 |
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293.ズワイガニ |
ズワイガニ(楚蟹、学名:Chionoecetes opilio)は、十脚目ケセンガニ科(旧分類ではクモガニ科)のカニ。深海に生息する大型のカニであり、食用のカニとして扱われる[1][2]。 ベニズワイガニ(紅楚蟹)などの近縁も本項で記載する。 |
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294.青菜漬け |
青菜漬け(せいさいづけ)は、高菜の仲間の青菜(せいさい)という野菜を漬けた漬物。青菜自体が独特の辛みを持っているため、独特の風味を持つ。山形県を中心に食べられる郷土料理である。 青菜(あるいは山形青菜とも呼ぶ)は、高菜の仲間の漬け菜であり、秋口に種をまき、雪の降る前に収穫される。収穫し、軽く日干しにした青菜を漬け物桶に並べ、塩漬けにする。これを一度取り出して塩抜きし、醤油や昆布、鷹の爪などの調味料を加えた調味液で本漬けにする。冬期間の保存食としての側面があり、塩分が濃い目に漬けられることが多い。漬けてすぐは葉の青さと辛味が残った漬物であるが、日がたつと古漬けの野沢菜漬や高菜漬のようなべっこう色を帯びてくる。 |
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295.たくあんの煮物 |
たくあんの煮物(たくあんのにもの)は、たくあんを用いた日本の煮物。ここでは近畿地方北東部から北陸地方周辺を中心に、日本各地の類似した郷土料理をまとめて取りあげる。 |
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296.だし (郷土料理) |
だしは、山形県村山地方の郷土料理である。 夏野菜と香味野菜を細かくきざみ、醤油などで和えたものであり、飯や豆腐にかけて食べる。一般的には出汁と区別して、山形のだしと呼ばれるが、「山形のだし」は株式会社マルハチが商標登録している。山形には、だしを製造する漬物会社がいくつか存在する。 |
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297.だだちゃ豆 |
だだちゃ豆(だだちゃまめ)は、枝豆用として栽培されるダイズ(大豆)の系統群である[1]。山形県庄内地方の特産品[1]。江戸時代に越後(現在の新潟県)から庄内に伝わった品種を選抜育成したものと考えられている[1]。 |
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298.鶴岡のお雛菓子 |
鶴岡のお雛菓子(つるおかのおひながし)は、山形県鶴岡市で作られている和菓子。 鶴岡を含む庄内地方の和菓子は材料に「練り切り」(生菓子)を使用しており、これは和菓子としては類例が少ない[1]。北前船でもたらされた京菓子の技術を基盤に、独自の発展を遂げたとされる[1]。野菜や果物、魚などを色鮮やかにかたどり、鶴岡では雛祭りにこれを飾る家庭も多い[2]。 |
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299.どんがら汁 |
どんがら汁(どんがらじる)は、タラを使用した山形県庄内地方の郷土料理[1]。 極寒の時期に捕れるタラは、この地域では「寒ダラ」と呼ばれる[1]。この料理は漁師らが船上や浜辺で食べていたのが始まりとされている。庄内地方では各家庭で食べられているほか、各地で「寒ダラまつり」が開催されており、どんがら汁を味わうことができる。 なお、「どんがら」とは魚のアラのことを指す。 |
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300.納豆汁 |
納豆汁(なっとうじる)とは、納豆を加えた味噌汁の一種である。 材料は、納豆、味噌、豆腐、油揚げ、野菜類などで、納豆は挽き割り納豆がよく用いられる。 俳句における「冬の季語」となっている。 |
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