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宇美町の山

1.三郡山  ・ 日本福岡県飯塚市・筑紫野市・糟屋郡宇美町
三郡山(さんぐんさん)は、福岡平野と筑豊盆地の間に位置する標高935.9mの山である。三郡山地の最高峰であり、山頂は飯塚市であるが、糟屋郡宇美町、筑紫野市との境界に位置する。 三郡山は三郡山地のほぼ中央に位置しており、九州自然歩道の一部となっている。北は若杉山から南は宝満山まで縦走路が形成されており、多くのハイカーが訪れている。三郡山地の最高峰であるため、西は福岡市や糸島市、北は玄界灘まで見渡せる。東は筑豊地区のほぼ全域が見渡せ、南は筑後川流域など耳納山地以北までが見渡せる。 この立地の良さから、山頂には、国土交通省大阪航空局福岡空港事務所三郡山航空路監視レーダーおよび遠隔対空通信施設(RCAG: Remote Control Air Ground)が設置されている。このレーダーは国内2番目(1番は箱根)の航空路監視レーダーとなる。1970年(昭和45年)に試験運用を開始、1973年(昭和48年)に正式運用を開始した[1]。
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2.四王寺山  ・ 日本福岡県太宰府市・大野城市・糟屋郡宇美町
四王寺山(しおうじやま)とは、福岡県太宰府市・大野城市・糟屋郡宇美町にまたがる標高410mの山である。構造的には最高点のある大城山(おおきやま・大野山とも)を中心に岩屋山・水瓶山・大原山と呼ばれる4つの山から構成されており、それらを別個の山とみなして一帯の山地の総称として四王寺山脈・四王寺山地と呼称する場合もある。 白村江の戦いの翌年である天智天皇3年(664年)に大城山の山頂に古代山城である大野城が設置された。『万葉集』巻8にも大伴坂上郎女の歌として筑紫の大城の山について詠んだ歌が採録されている。その後、大野城の役目は低下していったが、宝亀5年(774年)に大野城があった場所に四天王を奉納して外敵撃退を祈願して寺が建立された。この寺院は四王寺と称され、平安時代のものとされる経塚が発掘されている。後にそれにちなんで大城山を中心とした4つの山を「四王寺山」と称するようになった。麓には坂本坊と呼ばれる座主の寺院善正寺があった。坂本八幡宮にその名残が残っている。
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