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水俣市の山

1.中尾山 (熊本県)
中尾山(なかおやま[1])は、熊本県水俣市にある山。標高は334m[1]。 水俣市市街地の東南に位置している[1]。山頂からは水俣市の市街地、不知火海、天草の島々を眺望できる[1]。 熊本県が指定する「熊本ふるさとの森林(もり)」に指定されており、植生ではマテバシイやアラカシ、ヤマモモなどの照葉樹林、スギやヒノキなどの針葉樹林がみられる[1]。サクラの名所としても知られる[1]。 山腹には中尾山運動公園や中尾山コスモス園がある[1]。 山頂周辺には中尾山公園が整備されており展望台が設置されている[2]。駐車場から展望台までの230mの区間は、展望通路の中尾山スカイロードとなっている[2]。 山頂付近には水俣病犠牲者の慰霊を目的とする仏舎利塔(高さ約21m、鉄筋コンクリート造)がある[3]。この仏舎利塔は1971年(昭和46年)に市議会で市議が提案したものといわれ、1972年(昭和47年)に土地を所有する水俣市と当時の市長が会長を務めていた水俣仏舎利塔建設奉賛会の間で土地売買契約が交わされたものの、所有権移転登記がなされず登記上は市有地のままとなった[3]。水俣市は付近で保安林の無断伐採や違法な造成工事があったとして仏舎利塔の撤去を求めている[3]。
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2.矢筈岳 (熊本県水俣市・鹿児島県出水市)  ・ 日本熊本県水俣市・鹿児島県出水市
矢筈岳(やはずだけ)は、熊本県水俣市と鹿児島県出水市とにまたがる標高687.0mの山である。 山頂には矢越神社が鎮座しており、山麓の加紫久利神社によって管理されている。この矢越神社の例祭と加紫久利神社の春祭とが同じ3月4日であることから両社の間には何らかの関係があったとも考えられるが、現在しかとした伝承は伝わっていないものの、この矢筈岳の山麓に鎮座する加紫久利神社は『式内社調査報告』によると、大宝2年(702年)薩摩建国と同時に肥後国境にそびえる加紫久利山の山麓に宇佐の三女神を移祭したものであるとされており[1]、また加紫久利山を神体とする山岳信仰から始まった神社であったとも考えられていることから、この加紫久利山は、矢筈岳の古い[いつ?]'呼び名であるといわれている。
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