1.黒河川 | ||||||
黒河川(くろこがわ)は、福井県敦賀市を流れる笙の川水系の河川である。 福井県敦賀市と滋賀県高島市の県境である黒河峠に端を発し、ほぼ直線的に北上し、敦賀市公文名、古田刈、和久野の三区の境界付近で笙ノ川に流入する。 源流付近から福井県道211号山櫛林線と出会うまでは、黒河林道が平行して整備されている。上中流域では黒河渓谷と呼ばれる渓流となり、BBQや川遊びを楽しむ人やツーリングを楽しむ人も見られる。 笙ノ川水系、最大の支流であり、流域面積も敦賀市南西部の大半を占める。 かつては敦賀電燈株式会社によって、粟野水力発電所が設置されていたが、現在は発電は行われていない。そのため砂防堰堤はあるが治水の為のダムは存在しない。 | ||||||
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2.笙の川 | ||||||
笙の川(しょうのかわ)は、福井県敦賀市を流れる笙の川水系の本流で、二級河川。 敦賀市東部の池の河内湿原に源を発し、東部の山地をほぼ時計回りに一周。「し」の字を逆に辿るように流れる。途中疋田からは北陸本線に並行するように流れ、敦賀市街西部を北流して敦賀湾(敦賀港)に注ぐ。 川の名前は、中流域の細竹が笙を作るのに用いられたことから来ている。 古くからこの笙の川を介して琵琶湖と敦賀湾を結ぶ運河構想があった。特に江戸時代、北国諸藩と畿内とのバイパスとして発展するも河村瑞賢により西廻海運が刷新されてからは衰退し、また物理的経済的問題もあり結局実現はしなかった。しかし運河構想の過程で疋田までの河川整備はたびたび行われ、川舟を使った運漕が盛んに行われていたようだ。明治維新に入り鉄道が開通したことで運漕は消滅する。 | ||||||
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