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妙高市のお酒

1.君の井酒造
君の井酒造株式会社(きみのいしゅぞう)は、新潟県妙高市にある1842年(天保13年)創業の酒蔵。屋号は「田中屋」「酒田中」。代々「大五郎」を襲名。銘柄は「君の井(きみのい)」。 君の井酒造の酒造りの特徴として、仕込みの半分を昔ながらの山廃仕込みで造っていることが挙げられる。今日の酒造りでは、水に純粋な乳酸を入れて酸性にし、外から雑菌が入って腐造しないようにしてから酒母造りを始める速醸仕込みが主流を占めるのに対し、自然界の乳酸菌で時間をかけて発酵させていくやり方である。 使用する米は2018年(平成30年)兵庫県産の「山田錦」から地元新潟県産の「越淡麗」に切り替えた[1]。また君の井酒造では、昔から料理との相性も考えた酒造りを続けてきた。その証拠に君の井山廃純米が、2020年(令和2年)フランスの日本酒コンクール「Kura Master」の純米酒部門でプラチナ賞に輝いたのを皮切りに、2022年(令和4年)も同部門の金賞に輝いている[2]。
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2.千代の光酒造
千代の光酒造株式会社(ちよのひかりしゅぞう)は、新潟県妙高市にある1860年(万延元年)創業の酒蔵。銘柄は「千代の光(ちよのひかり)」。火打山を水源とする地下水を仕込み水に使っている。 千代の光酒造の酒造りの特徴として、昔ながらの甑(こしき)の米置き・抜掛けという手法を採っていることが挙げられる。昔は火力が弱く、蒸気が回りきらずに蒸し残しがあったためだが、現在ではボイラーで自在に蒸気が作れるにもかかわらず、より丁寧なこの方法を採用している。 2020年(令和2年)公開の映画『瞽女GOZE』とタイアップした限定酒特別純米「瞽女」を8月26日に発売した[1]。モデルとなった小林ハルの瞽女名がチヨノなのも縁がある。
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